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再現性を持った分析方法と個性

「再現性」という言葉はどんな分野でも、何かを研究する場合には重要だとされています。それは再現できるものだけが法則や公式として受け入れられるからですが、相場分析においては誰かにそれを証明する必要性がなく、利益という結果が出てさえいればトレーダー自身の中で再現性があることになります。

この「再現性」を持った分析方法は各トレーダーごとに無限に種類が存在する可能性があり、その一部が他者の分析方法と被ってはいても、全く同じになるとは考えにくいものだと思います。

あるトレーダーはトレンドラインをベースに、「様々な要素」を付加して再現性を持つ分析方法を確立したとしても、この「様々な要素」の詳細な内容、そしてそれを分析時にどのように使うのかまで分からなければ同じ結果を得ることはできないでしょう。

例えばゴルフには基本となるクラブの握り方や、左手のみに手袋をすること等基本的な要素が存在しています。しかしその他の要素、各ゴルファーの身長、姿勢、筋肉のつき方、体の柔軟性、骨格等の影響を強く受けるので、プレイヤーは自分に最も合うもの=いつでも同じように球を正確に打撃できるフォーム=再現性を持ったフォームを編み出す必要があります。トレードでも同様の作業、つまりセミオーダー的な分析方法を自分で確立することは避けられないということだと思います。

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